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設計段階でのコストダウンの重要性
各生産プロセスにおけるコストダウン
あらゆる製造業において、良い製品をいかに安価に製造できるかが重要な課題になっています。製造業における生産プロセスは主に設計、調達、生産、という流れに沿って行われますが、製品のコストダウンを図る場合に一番効果的なのは、もっとも上流である設計段階でのコストダウンであるとされています。
生産の各プロセスにおけるコストダウン
設計段階での代表的なコストダウン手法は部品点数の削減や、作業工数の削減を加味した設計をすることになります。設計者の図面に従って、部品調達⇒生産と流れていくためコストダウンにもっとも影響力があるプロセスになります。
調達段階での代表的なコストダウン手法は、部品の仕入先への価格協力、アイミツによる価格競争からのコストダウン、使用部品の代替材料の検討などがあげられます。あくまでも設計図面に沿った製品の品質・納期を優先したコストダウンになります。
生産段階での代表的なコストダウン手法は、作業者の工夫による作業効率の向上や設備投資によるタクトタイムの短縮などによる生産効率の向上や工数削減になります。基本的に図面に書かれた製品を効率よく生産するかの工数削減が多くなります。
各プロセスにおいて、設計段階でコストの70~80%が決定されます。設計担当者は調達・生産プロセスでのコストダウンが可能な図面を書く必要があり、設計段階におけるコストダウンが最も重要であるといわれているのはこのためです。